鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 先進治療科学専攻 外科学講座 消化器外科学
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特選コラム

自分らしく生きることは、 何事にもかえがたい人生のquality

こんにちは。2019年度入局の松本龍です。

 折角、この場でお話するチャンスを頂いたので、
外科って楽しそう、でも実際なるなら、そりゃQOL重視っしょ。
という皆さんに向けてお話したいと思います。

 私は鹿児島生まれで、鹿児島育ち、そのまま鹿児島大学医学部に入学しました。
初期研修、後期研修と県外で過ごして、その後無事に鹿児島に帰り着き、入局に至りました。
どこに行っても、忘れずにコンタクトを取って頂いた医局の先生方には本当に感謝申し上げます。
鹿児島ならではの温かさです。
大学時代はサッカー部に所属して、練習と飲み会と時々勉学に励む毎日でした。

↑サッカー部の練習中にて




自分の医師としてのルーツとは。


 もともと留学への憧れがあり、米国マイアミ市と鹿児島市が姉妹都市であったことから、
色々な縁もあり、大学4年時に1年間鹿児島大学を休学して、マイアミ大学医学部に留学しました。
そこから自分の医師としてのルーツが始まったと思います。

↑渡米中にて



 異なる文化に交わり、多くの人と出会い、つらいことばかりの1年間でした。
 一方で、これまで「元気、明るい、素直」をモットーに生きていた私でしたが、
これは世界でも通じるなと感じることができたのも大きな財産です。

海外って、アメリカって…、みたいな勝手な憧憬の念と、勝手な恐れは、
自分が勝手に作っていた壁(いわゆる『バカの壁』)みたいなもので、
実は大したことではない(ことが多い)のだと。

 留学以降は、そういった自分の勝手な壁を意識的に作らないようになりました。
大変そうだけど、とりあえずやってみたらいいじゃないか、そんな生き方になりました。


 私にとって外科医として生きることも実はそれと似たような部分があります。
カッコよくて憧れもあるけど、大変そうだし、きつそうだし。
という勝手なイメージがありましたが、

 いったん外科医になってしまうと、確かに大変で、きついこともあるけど、
まぁそこまででもないと、なんとかなるじゃん。と。

↑楽しい夜の部活中にて





外科医を目指す方々へ。


 外科医になりたいけど、なんとなく不安で踏み出せない方も多いと思います。

でも、冷静になってみてください。
 やりたくないことを1日に9時間 (8時から17時まで勤務として)するのと、
やりたいことを1日12時間するのって、
 まぁ人生の選択かもしれませんけど、人生楽しむならおそらく後者じゃないですか?

つまらない9時間っておよそ半日になるわけで、
それって単純に考えれば人生の半分つまらない、って理屈になりませんか。

 きっと皆さんが医学部に入学するときに必死に勉強できたのは、
医師として自分らしく活躍する姿が想像できたからです。
易きに流れる自分なんて想像していなかったと思います。


 皆さんにとってのQOLって何でしょう?

幸せの定義は様々でしょうが、自分らしく生きることは、
きっと何事にもかえがたい人生のqualityと思います。
 外科医になるって、少し敷居が高いような面もあるかもしれませんが、
人生の選択として、したいことをするって素敵じゃないですか。

 

 私は「外科の松本です」って言いたくて外科医になりました。
最初はその程度の気持ちで、外科医になりました。
 大変なこともあるし、つらいこともあるけど、基本的に楽しいです。
「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです」そんな日々です(ジブリの名作より)。


 皆さんにも、自分の仕事が楽しい。人生が楽しい。って胸張って言える選択をしてほしいと思います。
それが僕らと一緒に働くことであれば、これほどうれしいことはありません。








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