学生の頃は外科系とは考えておらず、むしろ漠然と小児科系を考えていました。優しい先生になりたいとだけ考えていました。
そのような漠然とした中、転機になったのは鹿児島市立病院での初期研修でした。
鹿児島市立病院で様々な疾患を経験し、診療を行う中で、困っている人を助けたいという思いで救急科を志しました。ただ、急性期だけでなく、長期に渡って患者さんに寄り添える科、より専門性の高い分野に進みたいとも考えるようになりました。自身の手技や知識で患者さんを治療し、治っていく姿が見られる科として消化器外科に魅力を感じるようになりました。
「患者さんに安心感を与えられる」、そんな外科医になりたいという思いが日に日に募り、鹿児島大学一外科に入局を決意しました。
入局して早1年が経とうとしています。
初期臨床研修医を経て、大学ではより専門性の高い手術・病棟管理・診療を学び、今村総合病院では様々な手術の執刀や主治医の経験をさせていただいています。尊敬する先生、目標とする先生方と共に働き、1日1日が学びに満ちています。
そして至らないとこばかりで日々悔しい思いをしているのも事実です。そんな悔しい日々の中でも、優しく、時に厳しく、根気強く指導してくださる上級医の先生方、そしてなにより共に頑張る同期の姿に、パワーをもらっています。色々な人に支えられながら外科医をさせてもらっています。自分の選んだ道でもあり、後悔はしないよう精一杯努力していこうと思う日々です。
外科を迷っている方、どの科に進めばいいかまだ迷っている方も多いと思います。
ぜひ一度外科をローテーションしてみてください。やりがいや他の科にはない魅力を感じてほしいと思います。
共に働ける日を楽しみにしています。
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