鹿児島大学・腫瘍学講座での、学生および研修医の実習内容・取り組みをご紹介いたします。
若手医師が外来・病棟・手術場で行う基本的な手技の講習会を行っています。
糸の結紮は外科の基本中の基本。男結び・女結びや外科結紮を習得した後、深部結紮にて、深い場所での支点を動かさずに結紮する練習を行います。
縫合は、コントロールリリースの吸収糸を使用して、単純縫合、マットレス縫合、連続縫合、埋没縫合の練習を行います。模型や生のブタの皮膚での縫合も行います。プラスチック製の擬似腸管を利用して、腸管-腸管の吻合法として、Gambee縫合を練習します。
鎖骨下静脈からのCVカテーテル留置のための講習会を行っています。鎖骨や血管液を含んだ鎖骨下動静脈・肺を有しており、穿刺の方向や深さを含めた手技の習得を行います。
その際、非常に基本的な、末梢血管確保のトレーニング器具もあり、同カテーテル留置の修練も行います。
腹腔鏡トレーニングとして、縫合・結紮実習やシミュレーションモニターを利用しての、腹腔鏡下胆嚢摘出も疑似体験。また、自動縫合器や吻合器の体験や、生の肉を用いての電気メスや超音波凝固切開装置も体験できます。