近年、胃癌に対する治療は高度化して多様化、さらに専門化しております。このような現状を踏まえて日本胃癌学会は質の高い胃癌治療を広く社会に提供していくために施設認定制度を発足させました。この制度では施設認定AとBがあり、特に施設Aは手術や内視鏡治療、化学療法に関する豊富な診療実績はもちろん、消化器内視鏡専門医や消化器外科専門医、内視鏡外科技術認定医、薬物療法専門医、病理専門医が常勤していることなどの14項目の申請条件を満たす必要があります。当院は最も資格基準の厳しい認定施設Aに鹿児島県内では唯一認定されました(日本胃癌学会のホームページからも確認できます)。
この制度により胃癌や食道胃接合部癌と診断された患者様に安心してロボット手術をはじめとする最新の外科診療を受けて頂くことが可能となると考えています。また当科は切除不能胃癌や再発胃癌と診断された患者様にも化学療法を含めた集学的治療を一貫して行っておりますのでいつでも相談頂ければと思います。