はじめまして、2021年度に入局しました医師3年目の西田祐一朗と申します。
このような場で原稿を書いたことがないため、つたない文章になることをお許しください。
このコラムを読まれる方々で、少しでも外科に興味を持っていただければ幸いです。
そもそも外科に興味を持つようになったのは大学5年生の実習の時でした。
1年間ですべての科をまわり、純粋に「すごい」と思えたのが外科だったことがきっかけです。
手術室で執刀医を中心に助手の先生方、看護師、そして麻酔科の先生方が一丸となって手術に臨んでいる雰囲気に圧倒されたのを覚えています。
そこにはドラマや小説では表現しようのない緊張感、一体感があり、当時手術に関して素人同然の自分は少しでもその雰囲気で邪魔にならないよう必死になりながら「この雰囲気の一員になれたら。」と強く思うようになりました。
初期研修は鹿児島大学のプログラムに入り、大学を中心に鹿児島県内の病院で研修をさせて頂きました。
内科や外科、救急で研修し様々な刺激を受けた結果、研修2年の終わりには外科か救急で非常に迷っていました。
ただ自分が憧れていた医師像をふと思い出した時、手術室で活躍できる医師に憧れていて、そして多くの臓器に携われるということで消化器外科に決心しました。
入局して現在、後期研修1年目として出水郡医師会広域医療センターで医療に従事しております。
そこではキャリア関係なく「外科医」として責任を持つと共に執刀医もさせて頂いております。
執刀医としてアタフタしながら、それでもやり遂げた時の達成感にやりがいを感じながら日々を送っております。
外科は手術をきっかけに、患者様に長く携わる科と思っております。
まだまだ語りつくせない外科の魅力は、ぜひ外科をローテーションしていただき感じて頂ければと思います。
出水郡医師会広域医療センターにて消化器病センタースタッフ一同と。 |