鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 先進治療科学専攻 外科学講座 消化器外科学
閉じる
▲TOPページへ


閉じる
ゲカイチでは他県で外科医として活躍され、鹿児島へ戻ろうと考えられている先生方に、留学や博士号などのご要望について、医局長が直接ご相談にのっています。
>>メールで相談する

特選コラム

一外科って結構面白いですよ!

はじめまして。2016年入局の安留龍太郎です。
外科の道に足を踏み入れてあっという間に一年が過ぎました。

この文章を読んで、これから当科で研修される学生、研修医の方々が外科医になることへ少しでも魅力を感じていただければ幸いです。

まずは簡単な自己紹介です。鹿児島県の姶良という町で生まれ育ちました。
ラ・サール高校を卒業し、鹿児島大学へ入学。
大学在学中はフットサル部に所属し、練習に明け暮れていたはずですが飲み会の写真しか出てこなかったのでそうでもなかったようです。







そもそもなぜ私は医学部へ進学したのか。思い返すと高校の時の文理選択にターニングポイントがありました。
なんとなく教師に憧れがあったので文系へ行こうかなぁと思っていた当時の私。
私の高校では文理選択の参考にと、様々な職業の方をお招きして講演会をしていただくということをしていました。
その中に外科医の方がいて、手術や医療の話を聞き、強く興味を持ったことがそもそもの始まりでした。
医者になりたい!というよりも外科医になりたい!
という気持ちで医学部へ入学しました。

ですからポリクリで一外科を回って、手術も飲み会も楽しくて、もうここだ!って思い、実習の最終日にはもう入局します、と宣言してしまいました。
先生方もさすがにもう少しよく考えたほうがいいんじゃないか、と言ってくださる次第でした。
ただ、そこから腹腔鏡のトレーニング、各種学会や医局のイベントなどにお誘いいただいて学生の頃から様々な経験を積ませていただきました。

6年生になり夏越教授に自習室の指導教官をしていただき、どうにかこうにか試験を乗り越え、研修医までたどり着きました。研修のプログラムも外科の先輩たちに一緒に考えてもらい、思い返すとここ5年くらい手厚い保護を受けてきたことを思い知ります。


ただいざ研修が始まり色々な科を回ると、これがどこの科も楽しいんですよね。
外科はもちろんですが、内科もとっても楽しい。私は早々に決めてしまっていたので良かったのですが、まっさらな状態で研修を開始すると進路を決めるのって本当に大変です。


やりたいことを見つけるってすごく難しいですよね。
そもそもやったことのないことの中から選ばなくてはいけことがほとんですから。
はっきりと明確に決まっている方はいいですがそうでない人はとても困ってしまいます。
入局というのは大きなイベントですが、研修医になってから絞ったり比較したり、考える時間は意外と少ないんです。
その後の専門医や認定医の関係から遡ると研修医が始まった時にはもう決めてしまったほうがいいと私は思っています。


たくさんの人にどうして一外科を選んだのですか?とよく聞かれます。
一番は外科に興味があったからです。全身を診れるようになりたい、手術、特に内視鏡手術をやってみたいという気持ちが強かったと思います。

そして人が魅力的ということも理由の一つです。
私もこの一年外科医として働きましたが、残念なことに楽な仕事ではありません。
体力的・精神的にきつい時期も当然ありました。ただ、どんな時も一緒に頑張る同期や先輩が近くにいてくれます。
まだできることは限られていますが、それでも緊急手術をみんなで乗り切った時の達成感は格別なものがあります。
いつも助けてくれる先輩たちは皆さん本当に魅力的です。
皆さんのおかげでこの一年間は本当に充実したものでした。


外科って大変そう、と思って二の足を踏んでいる方がもしおられるならクリクラや研修で是非回っていただきたいと思います。手を動かすのが好き、手術に興味がある、飲み会が好き、理由はなんでも構いません。回っていただければきっと魅力をお伝えできると思います。

いつかお会いできる日を楽しみにしております、働ける日が来るともっとハッピーですね。
一外科って結構面白いですよ!







 

鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 先進治療科学専攻 外科学講座 消化器外科学

TOPページへ


ページの先頭へ戻る

ページの先頭へ戻る