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    経験することに全て無駄なことはない。

     初めまして、今給黎総合病院・外科に所属しております、下村寛貴といいます。
    2014年4月に入局し、もうすぐ2年目に入ろうかというところです。これから外科を目指そうという先生に少しでも参考になるものがあればと思い入局に行った経緯やこの一年間を振り返ってみたいと思います。

     自分の専門分野を決める基準は皆さんそれぞれかと思います。
    入学から一途に進路を決めている人・親と同じ分野に進む人・病棟実習で興味を持った所に進む人・仕事の忙しさで決める人など・・・どれも正解だと思います。

    自分は3番目でした。
    もともと鹿児島にも外科にも由縁がなく将来像というより毎月の試験に追われていた自分がこうして消化器外科に所属しているのもよく考えれば不思議なものです。
    5年生の実習の時もおそらく指導医の先生方から「こいつは外科に入るな」とは思われていなかったはずです。ただ、自分の中では色々な科を実習で見ていく中で「消化器外科の先生の生活は自分にも向いているかも・・」と大雑把に考えていました。
    6年生は国家試験の勉強に必死で、将来についてなどと考える余裕はなく研修先と試験合格の事しか考えられませんでした。




    2年間の研修先として選ばせていただいたのは鹿児島市の今村病院でした。
    この頃から鹿児島で将来も仕事をしていくということは決めておりましたが、まだ旧一外科の先生のチェックリストからは漏れていたようです・・
     素晴らしい指導医の先生方やユニークな同期に囲まれ、有意義な2年間を過ごせました。
    ここで消化器の分野に強く興味を持ち、実際に外科医の仕事を経験してみて入局を決意するに至りました。忙しさもありますが、手術に入る前にフーッと集中して、休むところは休む、そんな一日の中でのメリハリがとても好きでした。これならずっとやりがいをもって仕事を続けられるなと考えた記憶があります。


     無事に外科に入局し、最初の3ヶ月間は大学病院の胆膵グループ勤務でした。
    大学病院での勤務は初めてでしたので、一つの検査を依頼するにも手間暇がかかり大変だったのを思い出します。
    研究・教育とさまざまな側面を持つ医療機関での勤務は非常にいい経験でした。


    7月からは同期全員、県内の関連病院へ赴任となりました。
    自分は伊佐市にある寺田病院に決定・・・・「伊佐?」





     伊佐の名前は焼酎でよく耳にしましたが、実際にどの辺にあるのか分からない。
    色んな人に聞いてみると「寒いよ」。他には?「焼酎と米」それはよく耳にしました。




    初めての関連病院での勤務スタート

     そんな不安と期待と不安を抱きながらいよいよ初めての関連病院での勤務スタートです。
    第一印象は「寒くない」、夏ですから。


     まず最初に印象に残ったのは患者さんの高齢化でした。
    独居の方も多く病状説明が満足にできないケースも多く大変だった思い出があります。
    気胸・イレウス・ヘルニアなどの患者さんが多く、経験値を積むことができました。
    土地柄でしょうか、患者さん・スタッフ皆さん温和な方が多くとても快適に働くことができました。
    また出水や人吉、湧水などの病院と連携を取ることも多く、北薩地区の医療について学ぶことができました。今後に生かせると思います。

     私生活の面では指導医の先生方やスタッフの方と多くの飲みを開いたり、ボーリング大会があったり、退屈をすることがなかった気がします。
    秋にはちょうど新米の時期になりましたが伊佐米は噂以上に美味でした。
    冬には「東北の冬」といわれる寒さも経験することができましたがこちらも予想以上のものでした。






    それから今給黎総合病院へ

     2015年1月からは鹿児島市の今給黎総合病院に赴任しています。
    病院や先生は同期の和田先生が以前のコラムで紹介してくださっているので割愛します。
    変なことを書くと仕事に影響が出かねません・・







    以上、簡単ですが今に至るまでの経緯をご紹介させていただきました。
    経験すること、全て無駄なことはない、後は自分の捉え方という事を肝に銘じてこれからも精進していこうと思います。
    もし今後このコラムを読んでくれた後輩の方と仕事をする機会があれば幸いです。


     
    2015-03-11 21:32:19

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