はじめまして。2024年度新入局員の永井廉士と申します。
鹿児島玉龍中学・高等学校を卒業し、地域枠として鹿児島大学に入学しました。
大学時代は部活に没頭し追試常連。留年に怯えながらも無事に6年間で卒業し、鹿児島大学病院の「桜島プログラム」で2年間の初期臨床研修を行いました。消化器外科に入局後は半年間鹿屋医療センターで研鑽を積み、現在は大学病院に勤務しております。
拙い文章かと思いますが、最後までお付き合いください。
外科に興味を持ち始めたのは高校生の頃でした。
毎クールのように医療ドラマが放送されており、漠然と「外科医かっこいい!」と思っていました。そんな中機会に恵まれ、高校2年時に鹿児島大学病院で行われていたブラックジャックセミナーというものに参加しました。
コロナが落ち着いて以降現在も行われているものですが、実際にガウンを着て電気メスやその他デバイス、ステイプラーなどを使用し、とても感激したことを今でも覚えています。その時のガウン、手袋を大学入学まで取っておいたのはここだけの話です。大学に入学しポリクリ実習中も、何をしているのかはわかりませんでしたが全く苦ではなく、長時間手術をしている先生方の後ろ姿に憧れていました。
そんな気持ちで始まった初期研修の2年間でのうち、7か月間外科で研修を行いました。実際に手術に一緒に入らせていただき、様々な領域を扱いながら少しずつできることが増えていくことに嬉しさを覚え、そのまま消化器外科への入局を決めました。研修中はローテーションする科ごとに楽しさはありましたが、心のどこかに外科への道を諦めたくない気持ちがあったのかもしれません。
イチゲカ同期@某学会会場のエレベーター内 |
入局して早半年。鹿屋医療センター外科での半年の勤務を終え、現在大学病院での勤務が始まっているところです。研修医を2年間経てももちろんわからないことばかりですが、毎日新しいことを学ぶことができることを嬉しく思いながら日々研鑽を積んでおります。
鹿屋での半年間の生活で、手術や全身管理に加えて、地域の病院では終末期の医療が不可欠であることを身をもって感じました。毎日がむしゃらに学ぶ姿勢を忘れず、これからも一人前の外科医を目指して頑張っていきたいと思います。
研修医で初めての学会発表: |
外科医は体力が必要、きついとよく言われ、外科に進むことをためらっている方も多いかもしれません。ただそれに負けないくらいの楽しさが外科にはあると思っています。少しでも興味がある方はぜひ外科での研修を考えてみてください。その楽しさを一度感じてしまえば、もう沼から出れなくなることでしょう。
みなさんと一緒に働ける日を、心待ちにしています。