鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 先進治療科学専攻 外科学講座 消化器外科学
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ゲカイチでは他県で外科医として活躍され、鹿児島へ戻ろうと考えられている先生方に、留学や博士号などのご要望について、医局長が直接ご相談にのっています。
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特選コラム

なりたい自分でいれば、なんとでもなる(かも)

自己紹介

 はじめまして!2024年度入局の中尾理央と申します。
生まれ育ちは大阪ですが、「あったかそう」という理由から鹿児島大学医学部へ進学。
  山や海などの豊かな自然、やさしい人たちにあふれた鹿児島が大好きになり、初期研修でいったん大阪に戻ったものの、乳腺・甲状腺外科入局を機に鹿児島へまさかのNターン。稀です。人生なにがあるか分からないなぁと日々楽しみながら過ごしています。今年1年は大学に在籍させていただき、半年間を乳腺・甲状腺外科でお世話になり、残り半年は外科専門医取得に必要な症例を集めるため、呼吸器外科や心臓血管外科、小児外科を回っていきます。



外科に決めた理由

 きっかけは学生の頃のポリクリで、オペ室にいる時間が全く苦でないと気づいた時からです
  。外来見学や講義ではなんとなく自分が医師になることへの漠然とした不安しか感じませんでしたが、オペ室では術野に入るわけでもないのになぜか漲るやる気。消化器や乳腺だけでなく、どの外科系の手術見学でもそうでした。
  今思えば、看護師さんや麻酔の先生たちも含め、手術のメンバー皆で同じ方向を向き、チームとなって患者さんに最善を尽くす“オペ室の雰囲気”が好きだったのかもしれません。
  初期研修中も、外科ローテに多くの時間を使いました。鹿児島に戻ると分かっていたのに、大阪の外科の先生方には本当に良くしていただき、2年間ですっかり「外科志望の研修医」として育てられました。きついことも沢山あり、「外科医は大変」の片鱗も感じました。
  それでも活き活きと毎日を過ごしていた乳腺外科志望の先輩女医さんに強い憧れを持ち、同じ道に進みたいと、乳腺・甲状腺外科への進路を決めました。



初期研修医時代の縫合練習。
働き始めて1週間でコロナに感染し2週間の隔離を余儀なくされる。
研修医生活スタートを無事失敗。




入局して

 中条教授率いる乳腺・甲状腺外科は2023年の9月から医局として独立しましたが、今も「ゲカイチ」として消化器外科の同期とも一緒に日々勉強させていただいています。

  乳腺・甲状腺を専門に見据えていますが、外科専門医を取るからには、まずはしっかりと全身管理ができる、手術や化学療法、救急対応の基礎が備わった外科医になりたいです。毎日自分の未熟さに悔しい思いをしていますが、毎日何か新しく知る喜びもあり非常に充実しています。
  手術だけでなく、検診や化学療法、終末期など様々な場でシームレスに携われるのは外科のすてきなところだと思っています。臨床だけでなく、研究もすごく“沼”だなと最近は思い始めてきて、とても楽しみです。
  外科の魅力を語るには経験も知識もまだまだ足りませんが、頼もしい先輩や仲間に支えられてやりがいのある日々を送っています。

7月、乳癌学会総会に参加させていただきました。
大好きな憧れの先生はどんどん増えていきます。




最後に

 外科に興味があるけど自分には無理かもなと迷っている方は結構いると思っています。わたしも多少悩みましたが、今までも気の向くままに人生を選び、後悔したことはありません。「まあ何とでもなるでしょう」のマインドで外科の世界に飛び込みました。
 一度きりの人生、なりたい自分でいることを選んだら、まっすぐ頑張れるし周りの人たちもそれを全力で応援して支えてくれます。わたしもいつか、そんな皆さんを笑顔で支えられる先輩になりたいです。懸念点や悩みがあればぜひ一緒に考えさせてください。そして一緒に外科を楽しみましょう!


鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 先進治療科学専攻 外科学講座 消化器外科学

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